ストレス社会と呼ばれる現代では、仕事や人間関係また将来への不安など悩みが尽きない時代になっています。
その大きなストレスからストレス胃痛が起こる人が増えています。
いつも健康的な体でいるためにも、ストレス胃痛を解消すべく原因や対処法を学びましょう。
ストレス胃痛が起こる原因は?
- 仕事
今長時間労働が当たり前となり、休日も取りづらい状況で疲れが溜まり、責任ある仕事を任せられると返ってプレッシャーがのしかかる仕事環境で働く人が多く、慢性的にストレスが溜まる状態になっています。
- 人間関係
みんな持っている価値観が違うように、すべての人と良好な関係を築くことはできません。
仕事場だけでなく、人間関係はプライベートにも及び悩みが尽きない問題のひとつとして考えられています。
若い人がよく「私は、コミュ障です」と自らをコミュニケーション障害で人とうまく話せないと主張しますが、それだけ若い人も人間関係が上手く行っていない証拠だとも言えます。
- 不眠
ストレスが溜まっていると寝ようと布団に入っても頭はずっと悩み続けてしまうので、なかなか眠りづらくなってしまいます。
不眠になると人はイライラし、少しのことで精神的ダメージを受けやすくなるので負のスパイラルにハマってしまいます。
- パソコンやスマホのやりすぎ
日常生活に欠かせないパソコンやスマホは実はかなり目を酷使しているので、少しずつではありますが確実にストレスという負荷を自分に与えていることとなっています。
こういった経緯で溜まったストレスは肩こりの原因へとつながります。
ストレスが原因となる胃の病気
- 急性胃炎
胃の粘膜が急性的に胃酸を多く分泌することによって、炎症が起こり胃に痛みが走ります。
胃痛に加え、吐き気や下痢を伴うこともあり2日間~3日間安静にすると治りますが、胃から出血したりするとただれができることもあるので、長引くようなら病院へ行きましょう。
- 慢性胃炎
炎症が起きて胃痛が日常的に起こり、胃もたれや食欲不振、吐き気を伴い胃の動きが悪くなってしまいます。
ただ症状が出にくい人もいるので、中には慢性胃炎に気付ない人もいると言われています。
- 神経性胃炎
ストレスや疲れによって胃をコントロールしている自立神経のバランスが崩れ発症をします。
胃酸の分泌が多くなり、胸やけや胃痛が激しいのですが内視鏡を使って調べても胃に異常が見つからないやっかいな面を持っています。
ストレス胃痛がひどい時の対処法
- 安静に横になる
基本的に安静にしていることが1番となりますが、体が楽になるには胃の位置を考えて右側を下にして横なると自然と胃から十二指腸へ食べた物が移動するので、痛みが和らいでいきます。
- ホットドリンクを飲む
ホットドリンクと言っても温度が熱すぎても体には良くないので、体温に近い温度から熱くても60度までがベストとなります。
胃に負担がかからないお湯や緑茶、牛乳、野菜ジュースを選びましょう。
ホットドリンクとして飲むことによって、胃が温まり、血流が良くなって痛みを和らげる効果があります。
またホットドリンクは自律神経を正常に戻すこともできるのでストレス胃炎には最適と言えます。
- ツボを刺激する
◆中かん
へそとみぞおちの中間にある中かんというツボを刺激することによって胃の動きを活発にし、調子を整えてくれる効果があります。
強く押さずにゆっくり時間をかけて刺激しましょう。
◆合谷
人差し指と親指の手の甲にある合谷というツボは別名「万能のツボ」とも呼ばれ、頭痛やいびき、風邪や無気力、肩こりや手の疲れと幅広い箇所で効果を発揮します。
両手を親指で交差させるように押して刺激します。
◆足裏の反射区
足の裏の土踏まずの上部にある足裏反射区というツボは、押した時に痛みを感じるなら胃が悪いという証拠です。
このツボは胃の状態を把握したい時に押します。
ストレス胃痛をしっかり予防する方法!
- コーヒーを飲まない
コーヒーのカフェインは刺激物なので、胃酸の分泌を促進する影響があるのでストレスが溜まっている時に飲むと胃酸で胃がダメージを受けてしまいます。
普段仕事をする上でコーヒーを飲むとはかどる人も、胃痛がある時だけでも飲むのを止めましょう。
- たばこを吸わない
たばこは体の血流を減少させるので、胃の粘膜の血流が悪くなり胃の吸収力がなくなって炎症を起こす原因となります。
ストレス胃痛があるなら、これを機にたばこを辞めるよう禁煙を計画するといいでしょう。
- 軽い運動を習慣に
運動をすることによって、自律神経が正常になり胃の動きも良くなります。
ただ、運動と言っても激しい運動は返ってストレスとなるので、軽いウォーキングをして景色を楽しむ余裕があると長く運動を続けることができるようになります。
まとめ
ご紹介した対処法や予防法を実践して、ストレス胃痛を早く和らげていくようにしまししょう。
あまり改善が見られない時は迷わず、病院へ行って診てもらい胃の調子をしっかりと整えて健康的な生活を送りよう心掛けます。