食事をとる時は、ドリンクも一緒に飲みますよね。
これが当たり前になっていますが、実は私たちが実践している水分補給のほとんどが間違っていることがわかりました。
季節によっては、意識的に水分補給が必要ですが普段から飲み過ぎており、それが疲れを招いていると言われています。
これから疲れる理由と正しい水分補給について、ご説明していきます。
水分のとり過ぎで疲れる理由!
- 消化に負担がかかるから
食べ物をドリンクと一緒にとることは、食べた物を流し込んでおり、噛む量が極端に少なくなった状態で胃へと運ばれます。
水分をとり過ぎているので、胃の中の胃液がかなり薄くなっており、消化力が弱まってしまっています。
本来なら消化活動で殺菌できるものが、できずに結果的に下痢につながって必要な栄養分もとれず、疲れを招く原因となっています。
- 鉄分不足になるから
普段から飲んでいる身近なコーヒーや紅茶、緑茶などには植物性食品の鉄分を吸収してしまう「タンニン」が含まれています。
その影響で体内の鉄分が不足した状態となり、体が疲れ、気持ちも不安定になりイライラしたり、急に落ち込んだりしてしまいます。
こういったドリンクを飲む時は食べてから30分経ってから飲むことで、必要な鉄分の吸収を抑えることができるので、ぜひやってみてください。
しっかり覚えよう!正しい水分補給の仕方!
- マメに少しずつ飲む
基本的に冷たいドリンクは、体だけでなく体内の胃の活動を抑えてしまうのでできるだけ控えるようにしましょう。
おすすめのドリンクはハーブティーやお湯で、体を温めながら胃の活動も活発になっていきます。
食事中には先ほどご紹介した通り、ドリンクは控えた方がいいので水分をとるのなら、野菜スープやみそ汁などで十分に水分は足ります。
食事の時の水分補給が正しくできていないと、疲れを招く結果になるので気をつけましょう。
- 朝からお昼までには500ml飲む
朝起きた時からお昼にまでは目安として500ml分の水分補給をすると体がベストに働いていきます。
この量なら胃液も薄まらず、内臓も活発的になり疲れを感じることが極端に減るので、ぜひ実践してみてください。
朝の一杯や午前中の休憩時間のドリンクを飲む量の目安にするといいでしょう。
- 食事の前に1杯飲む
よく食事の時にたくさん水分をとるとお腹が膨らむので、食欲を抑えられると考えられていますが、これは間違いです。
本来は食事の前の空腹時にコップ1杯分の水分をとると、よく吸収されるので、それによって食欲を抑えることができます。
食事中ではなく、食事をする少し前に飲むことを習慣にしましょう。
- 夜は入浴後と就寝前に飲む
お風呂に入る前後に1杯ずつと、寝る前に1杯飲むと量的にも体にいい状態になります。
特に寝ている間に水分は汗として排出されるので、体に負担がかからないアルカリ性の軟水のミネラルウォーターがおすすめです。
寝る前にこのミネラルウォーターを用意するだけでも、だいぶ疲れが違ってくるでしょう。
間違っている!NGな水分補給の仕方!
- 食事中のドリンクは食欲を抑える
先ほどご紹介した通り、食事中のドリンクは消化系の活動に悪影響を及ぼして、体調が崩れてしまいます。
また、食欲とは関係性がなく、食事前の空腹時のドリンクなら食欲を抑えられますが、それ以外での水分補給では食欲を抑える効果はありません。
当たり前のように食べ物とドリンクはセットだと考えているため、こうした間違った知識につながってしまいます。
- 水分をたくさん飲むと体にいい
健康や美容、そして体からの毒素を出すデトックスのために水分をたくさん飲むと良いと言われていますが、これも場合によっては間違った情報です。
人が飲む量には適量があり、水分を多く吸収することによって「水中毒」という病気にかかることもあります。
これは、体の70%が水という状態を越えてしまい、体内の細胞が水分によって膨らんで、血液中のナトリウムイオンが低下して、疲れや頭痛、吐き気を起こすことがあります。
最悪のケースでは死に至ることもある危険な状態となるため、水分のとり過ぎには十分注意しましょう。
- のどが渇いたらでは遅いのでたくさん飲む
よく「のどが渇いてからでは水分補給は遅い」と言われていますが、それはケースバイケースだと言えます。
ある人は運動をして汗をたくさんかいていますが、またある人は涼しい場所にいて快適に生活を送っています。
水分が必要になったらのどが渇くので、その時に水分補給をしても十分に間に合い遅いということはまったくありません。
のどが乾かないように普段から水分をとっている方が体には良くないことがわかりましたね。
まとめ
慢性的に疲れている人はもしかしたら、水分をとり過ぎていることが原因かもしれません。
常識として考えていた、水分補給の仕方をご紹介した通りに見直して、飲みすぎを防ぐことで疲れしらずの体を手に入れてください。
仕事や学校も疲れが軽ければもっと頑張ることができるので、ぜひ参考にしてみてください。