子どもがある程度大きくなると、ママ友もできてお互いの子どもを遊ばせる機会が増えますよね。
そこで、悩むのが友人の子どもが何か悪いことをした時に叱るか、叱らないかという問題があると言います。
自分の子ども以外の子を叱るのはとても難しいので、ポイントをご紹介していきます。
自分の子どもでない子を叱るということ
自分の子どもは自分の基準で叱るラインがある程度決まっていますが、他の子はどうかまでは把握することがとても難しいです。
昔は悪いことをしたら叱ってくれる大人がたくさんいましたが、今は逆に揉め事になると面倒だからと見てみない振りをすることが当たり前になってしまいました。
そんな世の中だからこそ、友人の子どもやご近所さんの子どもをどう叱るかが悩みのタネになっています。
友人の子どもを叱る派!叱らない派!の意見
- 叱る派
・同じ場所に自分の子どももいるので、悪いものは悪いと叱る
これは同じ悪いことをしても自分の子どもだけ叱り、友人の子どもを叱らないと子どもは本当に悪いことなのかわからなくなってしまうからです。
一緒に叱られることで「これは悪いことなんだ」と理解できるようになります。
・友人にも悪いことは指摘する
先ほどと同じように自分の子どもも友人の子どもも叱り、友人にも「あれは叱って良いと思うよ」と指摘をするという意見もあります。
友人がいない場合には「こういうことがあったから叱ったよ」と事後報告することで、関係も崩れることはありません。
・優しく叱るようにする
あくまで自分の子どもではないので、優しい口調で「○○ちゃん、これは危ないからやってはいけないよ」と叱るようにすると理解してもらえます。
友人の子どもなので優しく諭すように言うことで叱りやすい面もあります。
- 叱らない派
・母親が叱るべき
自分の子どもは自分で叱るべきという考え方ももちろんありで、悪いことをしたら母親である友人自身が叱るべきとう意見です。
そうすることで、自分が叱るのに気を使う必要はありません。
・遠慮して叱れない
友人との人間関係もあるし、なかなか自分の子のように叱れないという意見があります。
多くの叱らない派の人は、「叱らない」のではなく「叱れない」という心理があり、まさに叱り方に悩んでいると言えるでしょう。
・叱るラインがわからない
各家庭で子どもを叱るラインが決まっているので、他の家のラインがわからないので困っているという人もいます。
例えば同じ「物を投げる」でも危ないからという理由で叱る人もいれば、投げる行動も成長なので人がいなければ叱らない人もいるからです。
覚えておこう!友人の子どもを叱る時のポイント!
- 理由をしっかり説明する
叱ると言っても大きな声で怒鳴ったりするということではないので、子どもにもわかるように理由を説明すると素直に聞いてくれます。
例えば、友人の子どもがお友達からおもちゃをとってケンカになったのなら「お友達が使っていたから、○○ちゃん順番に使おうね」と言えば簡単に理解することができるでしょう。
「じゃあ、次に貸してもらおう」と考えるので、友人の子どもを叱るにもふさわしい形となります。
- 自分の子どもも含めて反省させる
同じ場所にいることが多いので、2人一緒に叱ることでより効果を発揮させることもできます。
例えば、面白がって大声を出していたら「2人とも声が大きいよ、もうちょっと静かにしようね」と自分の子どもに叱るようなペースで言っても友人の子どもも驚くことはありません。
また、もしその場に友人がいたのなら「ちょっと声が大きかったよね」と同意を求めるような言葉でフォローすることで友人も納得してくれるでしょう。
- 叱ってもいい関係性を作っておく
ある程度親しいママ友なら、信頼関係を築くことで友人の子どもを叱っても「叱ってくれてありがとう」と言われることがあります。
関係性が壊れることもなく、逆に「私は気が付かなかったから、言ってくれて良かった」と子育てについて語り合うきっかけづくりにもなるでしょう。
ママ友に「サバサバしていて物事をはっきり言う」という印象をアピールしておくことで、叱っても「この人ならそう言いそう」と思ってもらえればグンっと叱りやすくなるでしょう。
- 友人に許可を得る
最初から「悪いことをしたら叱るよ?」と一言伝えておくのもいい方法となります。
いきなり「うちの子を叱った」と思われるよりも、自分は悪いものは悪いと叱る主義と伝えて置くことで「叱られることもある」と理解してもらえます。
あまりにも目に余る行動が多い子なら、最初に叱ると宣言すると自分の子どものことを守りやすくなるメリットがあります。
まとめ
ママ友の集まりの場や親しい友人の子どもを一時的に預かることになった時に、こうしてどう友人の子どもを叱っていいか悩むことがあります。
ご紹介したポイント通り、前もって自分の意見を伝えておけば友人との人間関係が壊れることはないので、ちょっとした気配りをしてみましょう。