私たちは何事もマイナスにとらえがちで、自分に自信が持てないという悩みを抱えています。
どうしても自分の短所にしか目が行かず、毎日が反省ばかりという人が増えている中、ノートを使って簡単にできる「ほめ日記」でポジティブ思考になれると言われています。
そんな気になる「ほめ日記」について迫っていきましょう。
そもそも「ほめ日記」ってなに?
あまり耳にしない「ほめ日記」という言葉から、褒める日記を書くのだろうと想像はできますが具体的にどんなことをするのでしょうか。
ほめ日記は、まずその日1日を簡単に振り返り自分自身を褒める言葉を綴ることを言います。
褒めることで、自分が今生きていること、命があること、自分を認めることがどんなに大切かを実感することができます。
さらに、書き続けることで自尊心が高まり、自分が気づかなかった長所を見つけ、どんどん思考回路がポジティブになっていきます。
気になる!ほめ日記書く時のポイント!
- 基本的なほめ日記の褒め方
1日で7つ程度、その日の自分を褒めてみましょう。
ポイントとしては、ほめ日記なので普通の日記のようにあったことをただ書くのでは意味がありません。
例えば「仕事でミスをしませんでした」は日記になってしまっているのでNGとなり、正解は「仕事でミスしなくてすごいね!」となります。
あったことの説明でなく、あったことにプラスして自分を褒める言葉を加えましょう。
自分を褒めるので、時に語りかけるような口調も効果的になります。
- ほめワードを頭に入れておく
いきなり、自分を褒めようと思ってもどういう言葉を使えばいいかわかりませんよね。
そこで、自分の頭の中にあるほめワードをいくつか書き出しておきましょう。
・単語
GOOD・すごい・素晴らしい・いいね・ベスト・1番・ステキ・上手い
・言葉
成長したね・頑張ったね・努力したね・えらかったね・やればできるよね
- 日常にあるほめワードを書き留める
意外とほめワードが思い浮かばないケースがあると思います。
そんな時は日常生活の中で、誰かが褒められた時に注目するといいでしょう。
例えば「○○ちゃん歩けるようになったんだね、可愛いね」と誰かが赤ちゃんを可愛いと褒めたとします。
そこで「可愛い」というほめワードを見つけて、メモに書き留めておきます。
自分で自分を「可愛い」と褒めるなんてと思うかもしれませんが、ほめ日記は人に見せるものではないので、思い切って自分を褒めてみましょう。
- なかなか自分を褒められない時は?
何事も無理をしては続かないので、ほめ日記で褒めることがないと思ったら7つではなく、1日1つ~2つと少な目からスタートさせるといいでしょう。
普段自分を褒め慣れていないので、最初は「いつも通りの時間に起きられてすごいね!」と普段の習慣から褒めるとほめ日記をスムーズに書くことができます。
「顔をしっかり洗えてえらいね」「会社に間に合っていいね」など、特別なことでなくても自分を褒めることができるので、チャレンジしてみてください。
- 忙しい時はどうすればいい?
とても忙しくてほめ日記のノートと向き合えない時は、仕事で使う手帳などに1つでも自分を褒める言葉を書きましょう。
それなら、通勤の電車の中やちょっとした休憩の時にほめ日記を書くことができます。
面倒だからと、スマホで文字を打って記録するという方法もありますが、自分自身が書くことで視覚的にも褒めたことが自覚へとつながるので、書くことはしっかり行いましょう。
褒めたことを意識することによって、それが脳へ伝わり最終的にはポジティブ思考になっていきます。
どうなる?ほめ日記の効果とは?
- 生きるのが楽しくなった
今は、仕事をして生活をしっかり送れていても「生きづらい」と日々感じて苦しんでいる人がたくさんいます。
そんな中ほめ日記で、自分を褒めることで苦しさを感じていた原因が解消されて、自分がいいことができる幸せを感じることができるようになります。
つまらなかった毎日に光が射すように明るい心になっていきます。
- 自分に自信が持てるようになった
特に日本人は謙遜することが美徳と考えているので、自分に自信があるイコール自信過剰のようなとらえ方をしていました。
しかし、今まで自分はダメだと思っていたけれど、ほめ日記で褒めるようになり、自分にはできることがたくさんあり、素晴らしい人間だと実感することができるようになります。
- トラブルに強くなる
人間関係や仕事での失敗など、人は人生の波にのまれる時があります。
しかし、普段からほめ日記で自分の長所を知っていれば、慌てることなく冷静になり解決へと向かわせるだけの心の広さを持つことができるようになります。
まとめ
何かと落ち込むことが多い中で、ちょっとした工夫で続けられるほめ日記を書いてポジティブ思考を手に入れたいですよね。
前向きに考えることができたら、それまで落ち込んでいた時間が幸せな時間へと変わるので、ほめ日記を書く習慣を身に着けましょう。