子育てが落ち着くと「また働きたい」と考えるママは多くいますが、ママの再就職はかなり厳しい状態にあります。
独身の時とは違うママの再就職に対する心構えをご紹介するので、働く前にチェックしてみてください。
ママが再就職する時のブランクは?
子育て中のママが再就職を考える時期は2つに分かれており、子どもが1歳を過ぎてからと小学校や保育園に入れた時となっています。
まず子どもが1歳を過ぎたママは、最初から社会復帰を考えているので妊娠期間を入れてもブランクは2年程度なのでそれほど問題はありません。
一方、子どもが小学校や保育園に入る頃となると、ママの仕事でのブランクは長いと8年程度と長く再就職はかなり難しくなってきます。
ママにとってブランクは大きな壁となるので、子どもを授かった頃から社会復帰の時期もしっかり考えておきましょう。
ママはいきなり再就職でなく短時間の仕事から始めよう!
今は不景気で、新卒の人の就職も難しい時代なので、社会復帰をする最初はママも長時間働く正社員ではなく、短時間のアルバイトやパートから始めてみましょう。
ママが働くということは、ママだけでなく家族みんなのライフスタイルにも大きな変化を及ぼすため、家族からの協力が欠かせないので少しずつ環境を変え理解を得ましょう。
しっかりチェック!社会復帰するママの心構え!
- 職場を以前と同じ感覚で選ばない
いざ職探しになったら、まずは独身時代の仕事はキャリアにはなりますが、すぐにまた同じような環境での仕事をすることとはつながらないことをしっかり心得ておきます。
以前と違って家庭があり、子どもがいる状態で同じ条件を望むのは難しく、同じような気持ちでいると職探しからつまづいてしまいます。
例えば「責任あるポジションで働きたい」「前と同じくらいお給料をもらいたい」と考えている時点で社会復帰はアウトと言えるぐらいなので、こう考えているのならまず心を入れ替える必要があります。
- 子育てとの両立ができる会社か考える
やってみたい仕事が見つかった場合はすぐに応募する前に、会社の雰囲気などを自分でチェックしてみましょう。
特にママなので、子どものために急に休むことになった場合どういう方法で休みが取れるのかは、仕事をする上でも大切になります。
ポイントとしてはママの気持ちがわかる同年代の女性が多く、シフト制で同僚同士で調整することができる、またはママのための休暇制度があるか知ることが重要です。
今は多くの会社がホームページを持っているので見て雰囲気を感じ取り、働いている人の写真があったら服装や表情を見て、自分に合っているか考えてから応募しましょう。
- 結婚してからの期間の履歴書の記入について
結婚してから家事や子育てに追われる日々を送っているママは、その時期に履歴書に記入することがなく空白が多くなることをとても気にしています。
少しでも印象を良くするために、例えば試しにパソコン教室に参加したことがあれば「パソコン講習受講」と記入したり、結婚の際に料理教室へ通っていたら「料理講習受講」と習いごともプラスとして書き加えることができます。
社会復帰を最初から考えているママにおすすめなのが地域のボランティアで、ボランティア会員になっておけば、「○○ボランティア参加」と記入でき、あくまでもボランティアなので行ける時に行けば良いので、忙しいママでもしっかり履歴書に書けることとして有効となります。
- あらかじめ資格を取っておく
仕事から離れている時期のブランクは大きなマイナスになると考えられますが、その時期に資格の勉強をしていたとなれば、たちまち印象が良くなります。
現実的な例で言えば、通信教育で取得することのできる「医療事務」はどこの病院でも勤務することができる優れた資格としておすすめで、もしこれと言って勉強をしていなくても子育て経験を生かしてベビーシッターの資格を取るなど、無理をしなくても取得できる資格は意外とあるのでチェックしてみましょう。
- 子どもをいざという時にどうするか
子どもがいるママが1番面接で聞かれるのが「子どもをいざという時にどうするか」という質問です。
例えば「保育園に預けてお仕事します」では、答えとして不足している部分があり、すぐに面接官から「急に病気になったらどうしますか?」と保育園では対処できない場面を想定したことをどう考えているか追求されてしまうので、答えとしては「自分の両親が近くに住んでいるので預かってくれる」「地域の病児保育に登録してある」「ベビーシッターさんに頼める」と言った具体的な方法を用意しておけば、子どものことがネックになりません。
まとめ
子育て中のママの多くは、社会復帰してすぐはアルバイトからスタートしていますが、子どもが大きくなるにつれて正社員として働く人が増えています。
社会復帰に大きな希望が持てなくても、時間が経つと以前のようなポジションを手に入れることはできるので、コツコツ頑張ることが大切になります。