女性は会社でも学校でも、たくさんの友達と一緒にお昼を食べているイメージがありますよね。
そんなありふれた光景の中に、実は心に大きな負担を抱えている人が増えていると言います。
それれは「1人になることが怖い」というランチメイト症候群と呼ばれている人たちです。
その現実を説明していくので、ぜひ読んでみてください。
気になる!ランチメイト症候群とは?
お昼休みに友達と一緒にランチをしていても、実は心の中では「友達が少ないと思われたくない」と強く感じて仕方なく参加している人をランチメイト症候群と呼びます。
また、ランチを一緒にとる友達との人間関係をこれ以上こじらせたくないと考えて、ちっとも楽しくないと思っている人も同じようにランチメイト症候群と言います。
1人になることが不安で怖いと感じており、おひとり様の女性と見るととても羨ましいと思うと共に「到底ああはなれない」と落ち込んでしまいます。
ランチメイト症候群の人の思考回路は、1人でいると友達がいないと思われて、可哀想で変わっていると言われるから、我慢して友達と過ごすというものになっています。
今の時代SNSをすることが当たり前になり、簡単に人と知り合うことができますが、その一方でパソコンやスマホを通さず、直接会うコミュニケーションが苦手な人が増えていると言います。
ランチメイト症候群の具体的な症状!
最初は、1人でランチをする姿を見られることが怖いという感情がわいてくるのが特徴です。
友達が何らかの理由があり、自分1人でランチをしなければならなくなった状況で、お腹が空いているのにお昼ごはんを我慢したり、急いで口に放り込んだりするようになります。
この症状が進行すると、1人の姿を見られたくない思いが強く、本来食べる場所ではないトイレの個室に入ってまで1人で食べる姿をかたくなに隠そうとします。
それが加速していくと、ランチタイムがとても苦痛なものに変わってしまい午前中のことをすべて休んでまでランチタイムを会社や学校で過ごさないという症状にまで進行していきます。
最悪の事態では、こういった症状が進んでいき会社や学校を辞めてしまう人までいます。
本来は「1人で可哀想と思われたくない」という1つの感情だったものが、ライフスタイルにまでこうして悪影響を及ぼしていくのです。
ランチメイト症候群になってしまう怖いルール!
- 全員参加が暗黙のルールになっている
ランチの時間を一緒に過ごすことが、もはや絶対条件になっており「ランチに行く?」と声がかかりますが「答えはイエスしか通用しない」という世界になっています。
他にも友達と言う名の輪に強制的に入ると「今日のランチを決める役」「昼ごはんの買い出しに行く役」が回ってきたりする面倒なところも持ち合わせています。
けれど「面倒くさい」「やりたくない」と思っていても誰も口に出せないのが、女の世界ではよくあることです。
- 一緒に会話をしなければならない
大人数でランチをする場合に、みんなで一緒に参加できる話題しかしてはいけないという雰囲気が強く出ることがよくあります。
隣の人と2人だけでおしゃべりをすることすら禁止されているも同然で、みんなで仲良く会話をすることを強いられています。
みんなが参加できる話題となると会社内や学校内の出来事となるので、必然的に人の悪口になる傾向にあり、嫌な気持ちになることがあります。
- 決めていないけれどリーダー格の人がいる
一緒にランチをする友達の中でも一般的に年齢が1番上の人が、リーダーとして力を発揮していることがあります。
その日のランチの内容や席に座る順番に至るまで、指示を飛ばし仕切っているので、口ごたえさえできない状況で息が詰まりそうになっています。
自分で変わる!ランチメイト症候群対策!
- 1人が不安な理由を考える
なぜ、あなたは1人でいることが不安に感じるのでしょうか?
「友達がいないと思われる」「変わり者だと思われる」などたくさんの理由が挙がってくるでしょう。
よく見かけるおひとり様をしている女性を思い浮かべてみてください。
彼女たちは1人で寂しくて可哀想には全然見えないですよね、むしろ1人でいることを楽しんでいるはずです。
そう、おひとり様は人に気を使わずに自分の時間を楽しんでいるのです。
おひとり様をしている女性のように堂々と1人で自分の時間を楽しむ思考回路に変えていきましょう。
仮に誰に「可哀想」と思われても勝手にどうぞと思うことから始めてみてください。
- 人間関係の改善
先ほどご紹介した通り、ランチの時の暗黙のルールはとても面倒で苦痛でしかありませんよね。
嫌でも一緒にいなければならなかったり、リーダー格に従わねばならなかったりします。
そんな人間関係を続けることで自分にメリットはまったくありません。
一緒にいて楽しい環境にするため、今一度人間関係を見直してみてください。
まとめ
ランチメイト症候群の「1人だと友達がいないと思われそうで不安」という気持ちはどの女性でも理解できるものですね。
他人からどう思われるか気になるのは誰にでもあることなので、考え方を変えて自分の自由に振る舞えるようになりましょう。