自分磨きと勘違い?理想が高い「青い鳥症候群」とは…?
特に女性は自分の理想を思い描き、それに少しでも近づこうと努力しますよね。
それをよく「自分磨き」と呼んでいますが、中には自分を高めることをすぐに辞めてしまい、何事も長続きしない人が増えていると言います。
そんな人を「青い鳥症候群」と言うそうなので、これから説明していきます。
そもそも「青い鳥症候群」ってなに?
「青い鳥」と聞くと、幸せの青い鳥を探しに行く童話をイメージしますよね。
童話では意外と幸せはそばにあるという意味が込められていましたが、青い鳥症候群と呼ばれる人たちは、それに気が付かず自分の理想を追い求めてすぐに職場の環境や彼氏を変える傾向が強く表れます。
自分を高めるために前進しようという考え方ではなく、自分が理想的になれないのは人や環境が悪いと考えているので、いつまで経っても独りよがりの現実逃避ばかりしています。
よく「自分磨き」という言葉を耳にしますが、この場合は自分の理想に近づく努力を指しますが、「青い鳥症候群」の場合は一切努力をしない特徴があります。
例えば、お付き合いしている彼氏がいても「もっと自分を幸せにしてくれる男性がいるのでは?」と考え別れを繰り返し、常に彼氏に対して不満を抱いている状態は青い鳥症候群の症状のひとつと言えます。
見極めよう!「自分磨き」と「青い鳥症候群」の違い!
わかりやすく例えを使うと、仕事でのスキルアップのために資格の勉強をしようと思いついたとします。
「自分磨き」のタイプの人は、自分から学ぶため学校や講習に足を運んで、努力し資格をとって仕事に邁進していきます。
しかし「青い鳥症候群」タイプの人は、1度は資格取得の勉強に気持ちが向かうのですがすぐに「この勉強は私に合わない」と判断してしまい、他の分野で自分にふさわしいものを探し始めます。
こうしてすぐに諦めて、何もかもが中途半端に終わる傾向がとても強いのが特徴的です。
要チェック!青い鳥症候群の特徴!
- 仕事を繰り返し変えている
青い鳥症候群の代表的特徴として先ほども挙げましたが、上手くいかないのは職場の人や環境が悪いと考えて自分に合った場所を求めて転職を繰り返します。
転職でも自分を高め次のステップに進むものなら良いのですが、こうして自分が悪いことから目を背けてすべて人のせいにしての転職では何も得ることはできません。
諦めも人より早いので、短いスパンで仕事をコロコロ変える傾向にあります。
もし、自分に当てはまるところがあるのなら1つの職場でしばらく辛抱して働くことをおすすめします。
慣れてくれば自分に合った職場だとわかることが多いからです。
- 好きなことしかしない
生きていく上で、自分の好きなことだけしかしないというのはあり得ないことだと言えます。
多くの人は、自分が嫌なことでもやることで何かを得たり、経験を積むことで生きていると言えます。
青い鳥症候群の人は「嫌なことは一切したくない」と強く思っているため、結果的のしわ寄せが他の人の負担となるので、周りからの評判がとても悪い傾向にあります。
「あの人は自分のためになることしかしない」と思われてしまうため、自然と人に好かれなくなっていきます。
- 嫌いな人とは接点を持たない
世の中には色んなタイプの人がいるので、気の合わない人や嫌いな人がいて当然です。
それでも世の中を渡って生きていくために嫌いな人ともお付き合いしながら、上手くやっていくことが当たり前と言えます。
しかし、青い鳥症候群の人は嫌いな人とは一切接点を持とうとしないので人付き合い自体がかなり少ない傾向にあります。
その分、孤独に感じたり、寂しく思うことが人より多くありますが、それでも自分を曲げず好きな人だけ交流を持とうと楽をしようとします。
まず、嫌いな人でも挨拶から声を掛け合うことから始めてみましょう。
- すぐに諦めてしまう
青い鳥症候群の人とは基本的に我慢することを嫌うので、大変だと感じるとすぐに逃げて諦めてしまいます。
例えば、新しい職場で何もわからないので、色々と教えてもらうことは当然なのに「仕事をやらされている」と間違ったとらえ方をするので、「思い描いていた職場と違う」と感じすぐに辞めてしまいます。
まず努力することを習慣にして、失敗したとしても自分の人生の糧になると考えることで何事も長続きさせるようにしましょう。
- 人より理想が高い
理想が高くてもそれに向かって邁進できる人はより成長できますが「私はもっと何でもできるし、優秀だ」と勝手に思っているようでは理想に自分が追いつくことはありません。
やたらと頭の中に完璧な自分を思い描き、現実との落差に気が付かず、自分をどんどん追い込んでしまっています。
まず等身大の自分を理解することからスタートしましょう。
まとめ
「自分磨き」と「青い鳥症候群」とは大きな特徴の違いがありましたが、考え方が紙一重であることがわかりましたね。
青い鳥症候群とは誰でもなり得るものなので、ご紹介した特徴を参考に気をつけて生活していきましょう。