人気の占いで四柱推命という占いがあるのをご存知ですか?四柱推命で占えば年月日ごとの運勢や自分の生まれ持った星などもみる事ができます。
とても複雑で難しい四柱推命ですが、ここでは四柱推命について詳しくみて行きたいと思います。
基本的な性格は月柱の通変星でみる
まずはインターネットなどで自分の命式を見てみましょう。難しい言葉が並んでいますね。自分の生年月日と、できれば生まれた時間・場所がわかれば「通変星」と呼ばれるものがわかります。
通変星には10種類あり「正官、正財、偏官、偏財、傷官、食神、劫財、比肩、印綬」があります。それぞれ生まれ年、月、日に、この通変星が割り当てられます。生まれた月の通変星がなんなのかを知ると、その人の基本的な性格がわかります。
生まれた月の通変星の事を「元命」と呼びます。生まれた年、月、日をそれぞれ年柱、月柱、日柱と呼び、通変星の他に「天干・地支」と呼ばれる干支が振り分けられます。生まれた年の干支は知っていても、月や日にも干支がある事はあまり知られていません。
生まれた時間や曜日にも干支はあります。十二支というのは生まれた年の「えと」として振り分けられるのはご存知ですよね。2016年生まれならさる年です。この十二支を「地支」というのに対し、十支を「天干」と呼びます。
天干には「甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸」の10種類があります。よく「庚の寅」なんて言いますね。「甲乙つけがたい」とか焼酎でも甲類、乙類がありますね。戦前の通知表は「 甲、乙、丙、丁」で評価されたそうで日常的に使われていたのですね。
空亡とは?天中殺とは?
地支は12種類あるのに対し、天干は10種類しかありません。組み合わせて行くと2つ足りません。その足りない2つを「空亡」と言い、別名を「天中殺」と言います。聞いた事がある人もいるかと思います。
地支や天干は時間や空間を表していて、空亡の時期はそのバランスが狂う時期である事を表しています。生年月日と時間・場所で占うので、時間や空間が関係している事は、なんとなくわかりますね。
十二支のどこか2つが空亡になります。ですので12年のうち2年間は空亡と言うのですね。組み合わせは60通りあり、その組み合わせの事を「松柏木」と言います。この空亡の時期に転居や転職、結婚など、新しい事を始めない方がいいと言われています。
自分のバランスが狂っているので、見る目がくもり、変なものに手を出してしまい、失敗する事が多いようです。自分の空亡を知る事で、思い切った行動に出るのをやめ、控えめに過ごすべき時期がわかります。
人はそれぞれ空亡の時期が2年間ありますが、その時期が同じ人を「同一空亡」と言って相性がいいようです。運気の上昇、下降が一致しているのですね。お互い空亡の時は控えめに過ごすなどすればうまく行くでしょう。
四柱推命でみる相性と気を付けるべき時期
自分の求める人は、日柱の通変星を持つ人だそうです。命式の日柱のところの通変星が「正官」なら「正官」の人を好むという事です。
また、自分の空亡にあたる相手とは、ビジネスや結婚など現実的な事はあまりうまく行かず、学問や精神的な支えとしては大きな学びをもたらしてくれる相手と言えます。
ですのでやみくもに避けるのはやめましょう。また、空亡の時期は、肉親や家族との縁が薄くなったり、故郷を離れるという暗示があります。また、自分の命式の中に空亡の干支がある場合は、空亡の影響が強く出る、という事が言えます。
生まれ年が空亡している場合は、目上の人や親の世代が力になりづらく、実家にいると本領発揮できないなどがあります。生まれ月が空亡している場合は、同世代の兄弟・友人などと疎遠になりやすい事を意味しています。
生まれ時が空亡している場合は、子孫や部下があてにならなかったり、疎遠になりやすいそうです。最も重要な空亡は年と月です。月の十二支は決まっていますので、えとと、空亡の月に転職や引っ越しなどをするのは控えましょう。
月の十二支は次のようになります。1月=丑、2月=寅、3月=卯、4月=辰、5月=巳、6月=午、7月=未、8月=申、9月=酉、10月=戌、11月=亥、12月=子となります。
空亡には6種類あり、戌亥空亡、申酉空亡、午未空亡、辰巳空亡、寅卯空亡、子丑空亡です。
なので 戌亥空亡の人は戌年と亥年、月は10月と11月には大胆な行動を取るのは控えましょう。
まとめ
四柱推命の四柱とは年月日時のことで、 四柱の天と地の干支で8個の五行を見て運勢などを占う占いを四柱推命と言います。なかなか自分で命式を調べるのは難しいので、インターネットなどで占ってみて、意味などを知って行いくと良いですね。
四柱推命での日々の運勢や相性などを自分で学ぶというのは難しい事です。時間と場所の占いですので、自然の摂理に則っているからです。できればきちんとした師匠に付いて学びましょう。