日焼け止めは夏の暑い日だけや早くても6月の梅雨から使い始めるものだと思っていませんか?
私たちの大敵である紫外線は季節を問わず襲ってくるので、どんな時も日焼け止めは欠かせません。
そんな季節を問わず使うべき日焼け止めの正しい知識と紫外線対策をまとめてみました。
目次
季節を問わず!紫外線に注意しよう!
紫外線と言ってもその種類はたくさんあるので、身近なもの2つをご紹介します。
- UVA
私たちが浴びるもので、波長も長く続き夏だけでなく、冬でも朝や夕方の時間帯にも減ることはなく存在しています。
たんぱく質を変える作用があり、皮膚のハリがなくなり老化現象が起こる原因にもなります。
- UVB
大気にある量はUVAより少な目ですが、メラニン生成が起こり日焼けをしてしまう原因となります。
太陽の光で皮膚が焼けるのはこのUVBが影響していると言われています。
要チェック!日焼け止めを選ぶコツ!
日焼け止めによく「SPF」や「PA」という表示を見かけますよね。
この2つの意味をしっかりチェックしましょう。
- SPF
紫外線防御指数と呼ばれており、紫外線(UVB)を浴びてから皮膚が赤くなるまでの時間を長くできるという表示を意味しています。
SPF1は20分とされているので、例えばSPF30と表記があれば20×30=600分となり約10時間は日焼け予防をすることができる計算になります。
数値が高ければ高いほど長時間の日焼け予防を実践することができることになります。
普段ならSPF20~30もあれば十分で、季節が夏になるとSPF30以上のものを使うと日焼けの心配はいりません。
- PA
UVA防御指数と呼ばれており、肌が黒くなる原因を予防し、シミやシワ対策にとって大切な表示になります。
表記が<PA+>はPFA2~4、<PA++>はPFA4~8、<PA+++>はPFA8以上を指しており、あくまでランク付けされていますが、多ければ多いほどいいわけではなく、季節によってふさわしいものがあると覚えておきましょう。
- 季節による日焼け止めを選ぶコツ!
春は花粉の季節となるので、なるべく花粉が肌につかないようべたつかない日焼け止めを選ぶようにしましょう。
また、夏は汗をたくさんかくので、一緒に日焼け止めが落ちないようあらかじめウォータープルーフタイプの日焼け止めがおすすめです。
比較的紫外線が弱いとされる秋と冬は、肌が乾燥しやすいので、しっかり保湿もしてくれる日焼け止めやUV乳液を活用しましょう。
日焼け止めの効果のある基本的な塗り方
日焼け止めはべたつくので、苦手な人が多くいますが、しっかり塗らないとその効果は発揮されません。
べたつきが苦手な人におすすめの乳液タイプの日焼け止めは500円玉くらいの大きさ、一般的なクリームタイムの日焼け止めは、パール粒2つぐらいの大きさがベストな量とされています。
顔全体にまんべんなく隙間がないように塗っていくには、顔の何カ所かに日焼け止めをポイントとしてつけて少しずつ伸ばすとうまく塗ることが可能です。
気になる体の部分に使う時は、いちいち手に出さずに、塗りたい場所に線のように出して手を使って全体的に伸ばすとしっかりムラなく塗ることができます。
美肌のために日焼け止めとメイクをしっかりする方法
メイクをしている時に日焼け止めはどれくらい紫外線をカットできているかとても気になりますよね。
そんな時は、シミにならないように日焼け止めをしっかり塗った後にパウダーファンデーションを使いましょう。
パウダーファンデーションの粉は紫外線散乱剤ととても似ており、日焼け止めのサポートをしっかりとしてくれる優れものです。
見た目も美しくサラサラなお肌となる日焼け止めとパウダーファンデーションの組み合わせはどの季節でも鉄板で、効果も抜群にあります。
もし、メイクが崩れた時は日焼け止めの効果も下がってしまうので、軽くティッシュで顔をオフにしてから、スプレータイプの日焼け止めを顔に振りかけましょう。
今は日焼け止めの方式も豊富にあるので、自分にあった日焼け止めを持ち歩くようにします。
意外と知らない!日焼け止めの消費期限とは?
基本的に日焼け止めには、雑菌が繁殖しないようにペラベンという防腐剤が入っていることが多くあります。
その防腐剤は使用期限が過ぎると効果がなくなり、雑菌が生まれやすくなるので使うことはおすすめできません。
日焼け止めの方式によっても違いがあり、ミルクやジェルタイプの日焼け止めの場合は未開封なら3年、開封してあるものは1年以内が期限だと言われています。
さらに、スプレー式は霧や煙が出るエアゾールものとして、正しく保管していれば未開封でも開封後でも3年は使える優れものです。
他にも無添加の日焼け止めは、防腐剤や殺菌剤が一切入っていないので、未開封で1年以内、開封後で6か月以内とかなり短くなっているので、気をつけましょう。
まとめ
いつも何気なく見ていた日焼け止めの表示にもしっかりとした意味があることがわかりましたね。
どの季節にどんな日焼け止めを使うのかよく考えて、自分に合った日焼け止めでいつまでも美肌を維持しましょう。