年齢を重ねると抜け毛の多さが気になってきますよね。
よく抜け毛が多く薄毛になるのは遺伝だと聞きますが、男性と女性とでは抜け毛の原因も違い対処の方法も変わってきます。
そんな女性の抜け毛の原因と対策についてご紹介していきます。
抜け毛をチェックする方法!
- 抜け毛の量をよく確認する
朝起きた時の枕カバーや、シャンプーをしたりドライヤーを使う時、お風呂の排水溝などをよくチェックして自分の抜け毛の量を確認しましょう。
通常は1日に50本~100本程度抜けますが、女性の場合は頭皮や毛穴の状態やヘアサイクルの関係もあり100本程度なら自然に抜ける本数の範囲内なので気にする必要はありません。
ただ、気をつけたいのは1日150本~200本程度の抜け毛で、こういった場合には髪が細くなり、ツヤもなくふけやかゆみの症状が表れやすい傾向にあります。
- 抜けた毛の毛根をチェックする
自然脱毛と異常脱毛で抜けた毛の毛根の形にはそれぞれ違いがあり、自然脱毛は毛根に丸みがあるのに対して、異常脱毛は毛根の先がとがって細くなっています。
この毛根の形をチェックするには肉眼では限界があるので、毛根を中心にピントを合わせスマホで写真を撮ることによって、画面を大きくズームして毛根の形を観察することができます。
もっと確実なのは100円ショップで扱っているマイクロレンズを使うことで、抜け毛が大きく見えるので判断も簡単になります。
正しいヘアサイクルとは?
ヘアサイクルと言っても詳しくどんな時期を経ているのかまでは把握していない人ばかりだと思うので正しいヘアサイクルについて学びましょう。
女性の髪が生え変わる周期は5年~6年で、新しい毛が生えて5年は成長をし、数週間で退行が起こり、その後3か月程度休止時期が訪れ、髪の毛は抜けていきます。
しかし、ヘアサイクルが乱れてしまうと髪の毛の成長が数か月にとどまってしまったり、太く長くならず2か月~3か月という短い期間で抜けてしまう結果を生んでしまいます。
まずは抜け毛の毛根をチェックして原因を把握し、また季節ごとに夏は紫外線をたくさん浴びるので頭皮や髪の毛が弱り、秋には通常の2~3倍抜け毛が増えることも考慮しながら、ヘアサイクルに気をつけましょう。
女性の抜け毛の原因は?
- 女性ホルモンの影響
女性の抜け毛の原因は男性に比べ遺伝の影響はあまりないと考えられており、髪を作るのに必要な女性ホルモンの乱れが原因となる場合が多くあります。
女性ホルモンが乱れるとされる出産や年齢を重ねることは避けて通ることのできないものなので、女性ホルモンが乱れる時期が訪れることが多いです。
ちょうどその時期が大人として仕事や育児に追われる時期と重なることもあり、ストレスが溜まったり、睡眠不足が続いたりする生活習慣の乱れも起きて、女性ホルモンが乱れることによって自律神経も乱れ、頭皮の血行が悪くなり髪に栄養に届かなくなってしまいます。
- パーマやカラーリングの影響
おしゃれのためにパーマやカラーリングを楽しむ人も多いですが、実は頭皮へのダメージが溜まる一方になり、抜け毛を進行させる原因となっています。
パーマやカラーリングをした時にしっかりケアをしないと、年齢を重ねるごとにダメージが大きくなるので、抜け毛が気になり出したらパーマやカラーリングは少し控えるように心掛けましょう。
気になる抜け毛を防ぐ対処方法!
- 栄養をしっかり摂る
正常なヘアサイクルをキープするためには、バランスのとれた食事を摂ることが1番効果的です。
野菜中心に緑黄色野菜を忘れずに、朝食の後には栄養満点のフルーツを食べる習慣をつけると髪の毛にツヤが生まれます。
特に必要な栄養分であるミネラルやビタミンは食事からの取り入れが難しい場合には、サプリメントと言う形で摂取してもいいでしょう。
- ツボを刺激するヘッドマッサージをする
シャンプーだけでなく、頭皮をマッサージすることによって抜け毛がだいぶ改善されるので習慣にしましょう。
抜け毛に効くツボは4つあり、百会(ひゃくえ)は頭の頂上にあり万能なツボとして知られており、刺激することによって頭皮の血行の促進や自律神経を整える効果がありので、ストレスや不眠の解消にもつながる大切なツボです。
次に神庭(しんてい)は、髪の生え際の中央にあるツボで、しっかり押すことで気持ちを穏やかにする効果があり、特にストレスが原因の抜け毛解消に活躍をします。
3つ目の角孫(かくそん)は耳の上の髪の生え際にあり、ツボを押すと頭皮の緊張をやわらげ血行を良くするので抜け毛を防ぐことができます。
最後に風府(ふうふ)は首の中央から上に向かって、髪の生え際指2本分のところにあり、頭皮の硬さをほぐす効果が期待できるので、この4つのツボを意識して自分でヘッドマッサージをする習慣をつけましょう。
まとめ
女性にとって抜け毛は大きなショックを受けるものでとても悩みますよね。
抜け毛の原因としっかりと特定すれば、日頃簡単にできるケアで抜け毛を防ぐことができるので、抜け毛の量を普段からよくチェックしておきましょう。