日本は自分で歯磨きする習慣はありますがどれも自己流なのに対して、海外では歯への美意識が高く歯医者さんへ通うことが日常生活の一部となっています。
まさに歯磨きは人によって、回数ややり方が違うので正しい歯磨きを知ることで歯を健康的に守りましょう。
目次
歯磨きに時間をかけない人が多い!
日本の歯磨きにかける平均時間は1分~3分未満が45%と1番多く、さらに1分未満という人が4%もいることがわかりました。
中には歯磨きを毎日しないという驚きの人までいました。
大人の歯周病は80%という勢いで増えていることが、こういった結果からもよくわかりますよね。
圧倒的に歯磨きにかける時間が少ないと言えます。
気になる!ベストな歯磨きの回数と時間は?
- ベストな歯磨きの回数
1日に2回で、朝と夜に行うと歯磨きとして効果的になります。
朝は、寝ている間に溜まった汚れを落とすということと口臭を防ぐ効果があり、夜は食事をした時に出た食べかすをキレイに掃除をし、口内の細菌の増加を防ぐために行う必要があります。
- ベストな時間
人によって歯磨きができる時間が違うので、それぞれでアドバイスしていきます。
・デンタルフロスを使って3分
永久歯は全部で28本あり、1本に対して10回~20回ブラシを当てて動かすことによって自然と3分以上時間がかかります。
本来はもっと歯磨きをするべきですが、時間的に難しい場合は仕上げにデンタルフロスを使って、歯と歯の間の歯ブラシが入り込めない部分をしっかりカバーします。
デンタルフロスを使うことによってさらに20%の汚れが落ちていきます。
・ベストは鏡の前で10分
鏡を見ながら歯磨きすることによって、的確に歯ブラシが当たっているか確認することが可能です。
永久歯28本の表と裏を10回~20回動かしながら、磨くことで自然と10分になります。
歯磨きとしてベストな時間はこの10分ですが、歯はデリケートなので鏡を見ずに行うと歯にダメージを与えてしまケースがあるので注意しましょう。
・○○しながらは15分
特に朝は忙しい時間なので、例えばテレビを見ながら、今日のスケジュールを手帳で確認しながらなど「ながら歯磨き」をすることをおすすめします。
同時に行動することで、歯磨きが時短につながります。
ただし1本ずつ丁寧に磨けない場合は、鏡の前で10分の方法を選択するようにしましょう。
歯磨きのし過ぎで起こるデメリット!
- エナメル質が削れる
歯は意外とデリケートにできていて、歯磨きをし過ぎるとエナメル質の部分が削れてしまい知覚過敏の原因にもなります。
歯磨きは汚れを落とすためにするので、力は入れず歯ブラシを当てるようにして使いましょう。
- 歯茎にダメージが起きる
歯茎が下がったり、フェスツーンという名前のタコができたりするトラブルが起きます。
歯と歯茎の部分の汚れを落とすために歯磨きしますが、歯茎を傷つけないようにしましょう。
いつ?正しい歯磨きのタイミングは?
よく「歯磨きは食事をしてから30分後に」と聞きますが、実際はどのタイミングですればいいのでしょうか?
まず虫歯になるメカニズムは、食事をすることで口内にいる細菌がエサを食べ、口を酸性に変えエナメル質に悪影響を及ぼすという図式になっています。
その後、自然と口内はアルカリ性に戻りエナメル質も硬くなります。
人によって、口内が酸性になりやすいタイプがあり、そういった人は食事の30分~1時間は歯のエナメル質がダメージを受けやすいので時間の確保が必要です。
しかし、大半の人はこうした症状がないので食事の後すぐに歯磨きしてもOKとなります。
もし気になるのであれば、時間を置いた方がいいでしょう。
抑えるべき!正しい歯磨きの方法!
- 歯ブラシの正しい持ち方
適度に力が入るように、ペンを持つように歯ブラシを握りましょう。
鏡に向かって歯ブラシの毛先が歯と歯茎の間にフィットしているか確認し、もし歯ブラシの毛先が開いていたら力の入り過ぎのサインなので、気をつけてチェックしましょう。
- 歯に対して正しい角度
歯に対して直角に歯ブラシを当てることがベストとなり、この角度が維持できていないとしっかり磨けていないこととなります。
奥の方は歯ブラシを斜めに持って毛先をしっかり当てて磨いていきます。
歯ブラシを新しくするタイミング!
よく交換する時の目安として「後ろから見てブラシが広がって見える」と言われますが、これは人によって歯磨きをする時の力加減が違うので、あまり参考にはなりません。
歯ブラシを新しくするのは、ずばり1か月ごととなり意外と短い期間です。
もし1か月経たないうちに歯ブラシが開いてきてしまう人は力の入れ過ぎと言えるでしょう。
まとめ
毎日行う歯磨きですが、あまり正しく向き合えていないことに気付きましたね。
歯磨きの回数や時間は自己判断が多かったですが、ご紹介したことを参考に正しい歯磨きを実践することでいつまでも健康的な自分の歯を維持しましょう。