「パワーナップ」という言葉を今まで聞いたことがないという人は多いと思います。
このパワーナップはアメリカでは一般的に職場に導入されており、短時間で疲れを取る効果があると言われています。
忙しい私たちにうってつけのパワーナップについて説明していきます。
目次
聞いたことがない!「パワーナップ」とは?
パワーナップとは、短い時間で仮眠を取り疲労回復効果を狙うものです。
例えば「午前中仕事を頑張ったので、午後から使うエネルギーチャージをする」という考えの元で行われており、1回の仮眠でかなり心や体の面で回復力があると言われています。
アメリカでは一般的に「シエスタ」という13分~16分程度の仮眠をとる習慣があり、事前に報告する義務もなく、眠気がきたら寝ることが許されています。
パワーナップは睡眠とは違うので、仮眠室に行く必要はなく自分のデスクの上でうつ伏せになるだけでOKです。
睡眠とパワーナップの違いは、パワーナップはいつでも短時間で、睡眠は1日の終わりに体を休めるためと目的に違いが見られます。
これはやるべき!パワーナップの効果とは?
- パワーナップの後は眠気がすっきりし、その後の仕事がはかどる
元々パワーナップは仕事の疲れからくる眠気覚ましの意味も込めているので、すっきりする効果が期待できます。
- 20分のパワーナップは8時間の睡眠に匹敵する回復が得られる
8時間の時間を作るのは難しいですが、たった20分なら仕事をやりくりして時間を確保することはできます。
同じだけの回復が見込めるのはパワーナップの強みと言えます。
- ストレスホルモンが低下し、心が晴れやかになる
仕事中にイライラしたりすることは、決していい結果を生まないのでストレスをホルモンレベルで整えられるのは素晴らしいメリットです。
- 忙しくて脳が疲れている状態を解消してくれる
自分が思っている以上に脳は疲れているケースが多いので、パワーナップでしっかり回復しておくと仕事がはかどるようになります。
- 記憶力が上がり、活動的になれる
何をするにも覚えることは大切で、疲れや眠気があると邪魔になるためすっきりすることで効率が良くなります。
- 発想力が豊かになる
頭の中がすっきりして冴えるので、今までになかった新しいことをイメージしやすくなります。
パワーナップのどの効果を見ても、仕事に良い影響を与えるものばかりだとわかりますね。
短時間でできるのもまた、魅力のひとつと言えます。
基本的なパワーナップのポイント!
- 25分以内に起きる
パワーナップのベストな時間は25分間とされていて、短いからもう少し寝たいという気持ちを振り切って、起きることで深い眠りに入ることを防ぐことができます。
深い眠りに入る少し前に起きることがポイントで、このタイミングが1番目が冴えると言われています。
25分以上寝てしまうと、逆に疲れを感じてしまう場合があるので気をつけましょう。
- カフェインを取っておく
カフェインは飲んでから30分後程度効いてくると言われており、25分のパワーナップ前に飲むことをおすすめします。
ちょうど起きるべき時にカフェインの目が冴える効果が表れると、しっかり起きることができます。
この効果を使ったパワーナップを「カフェインナップ」と呼ぶ言葉もあるぐらい、セットで行うことがベストと言えます。
- アラームをセットしておく
パワーナップで25分以上寝てしまうと、本来のすっきりし疲れがとれる効果を得ることができなくなってしまいます。
そのため毎回念のため25分間設定のアラームをかけて、寝すぎないように気をつけましょう。
大きな音では周りに迷惑がかかるので、自分だけに聞こえる大きさのアラームをスマホで設定してください。
たくさんある!パワーナップの種類とその効果!
- 「ナノ・ナップ」 10秒~20秒
脳が疲れを感じ取ると無意識にとるパワーナップと言われており、ほんの数秒なので目を少し閉じる程度とされています。
これは座ったまま行うことがベストで、目を開けたらイスから立ち上がって軽いストレッチを行うと効果的です。
- 「マイクロ・ナップ」 2分~5分
脳が自ら、使わない部分を停止し始めて自然にパワーナップに入っていくことを言います。
これも座ったままがおすすめで本来の疲れを取る効果が期待できます。
- 「ミニ・ナップ」 5分~20分
自分で疲れを感じたら行うもので、疲れがすっきり取れるので1日数回行うことで効果も高くなっていきます。
- 「パワーナップ」 25分
疲れを取るベストな時間で、横になっても机にうつ伏せになってもできる簡単な方法です。
- 「ダメ・ナップ」 30分~90分
これでは深い睡眠に入ってしまい、中途半端な時間に目覚めてしまうので余計に疲れを感じてしまう逆効果になってしまいます。
睡眠の大切さも頭に入れておこう!
今まで、パワーナップのご紹介をしてきましたが、基本的な効果は眠気を取ることと疲れをとることだけということを忘れないでください。
睡眠のように内臓を休憩させたり、体の体調を整えたりする大切な役目は果たしません。
パワーナップに頼らず、適度に取り入れるようにしましょう。
まとめ
誰もが忙しい日々の中で疲れや眠気に襲われることがあります。
ご紹介したパワーナップを上手に取り入れて、すっきりした状態でいい仕事ができるようになりましょう。