女性にとって生理痛は1か月に1度やってくる大変なもので、イライラしたり、頭痛が起きたり、何より生理痛の痛さに耐えなければなりません。
多くの女性が紙ナプキンを使っている中、布ナプキンという選択肢があるものの疑問があって手が出ないのが現状です。
そこで、布ナプキンで生理痛がなぜ和らぐのか、使い方や洗い方までをご説明します。
布ナプキンで生理痛が和らぐって本当?
生理痛は、子宮から剥がれた内膜組織や月経を押し出すため筋肉が収縮することで起こります。
その生理痛が激しくなる原因のひとつとして、紙ナプキンに含まれる石油素材が異物と判断され、子宮の収縮をたくさん引き起こしていることが挙げられています。
一方布ナプキンなら、天然素材で作られているものが多いので使ってみると多くの女性が生理痛の痛みが和らぐという感想を持ちます。
気になる布ナプキンの疑問!
- どうやって洗うの?大変ではない?
布ナプキンは使い捨てできる紙ナプキンと違い、毎回洗わなければなりません。
そのため洗剤を買ったり、手洗いする時間を確保する必要があるので、布ナプキンは手間がかかるから使わないという女性もいます。
布ナプキンの洗い方は実は簡単で、軽くもむ、浸け置き、乾燥の3ステップですみます。
- 軽くもむ
40度以下のお湯で、布ナプキンについている経血が見えなくなるまで押してもみます。
- 浸け置き
バケツに水1リットルを入れそれに対して洗剤を大さじ1杯加え、布ナプキンを入れて1時間~半日置きます。
- 乾燥させる
1回水で軽くすすいでから絞って、形とトントン押しながら整え天日干しをします。
この時点でまだ気になる汚れがある時は、洗濯ネットに入れて他の洗濯物と一緒に洗濯機で洗いましょう。
- 布ナプキンってどうやって使うの?
使い方がわからないという女性もいるかと思いますが、使い方は実は紙ナプキンと大差はありません。
構造は羽ありの紙ナプキンと同じで、ショーツの上に布ナプキンをのせてボタンで留めるだけです。
新品の布ナプキンを使う時に、少しお手入れが必要で1回洗濯ネットに入れて洗濯機で洗うことによって素材に使われているコットンに含まれる油分を落とします。
- モレが気になる
紙ナプキンはモレない形が追求されたものが多いですが、布ナプキンは布を重ねてあるだけというイメージがあります。
実は、布ナプキンの素材のオーガニックコットンや綿に透湿防水布を使っており、経血の量が多くてもしっかり吸収してくれるようになっているので大丈夫です。
- 布ナプキンの交換頻度は?
紙ナプキンより布ナプキンは通気性が良いのでムレないので着け心地が良いですが、長時間使用していると雑菌が発生に臭いにつながります。
目安としては2時間~3時間で量が多い時には1時間程度で交換しましょう。
- 使用後の布ナプキンはどう持ち歩くの?
紙ナプキンと違い使用後に持ち帰らなくてはならないのが、布ナプキンの最大の手間だと思っている女性が多くいると思います。
しかし、実は使用後の布ナプキンは経血がついている面を内側にして小さく折りたたむことができるようになっているので、キッチンなどで使うチャック付きの防水袋に入れるだけでかさばることもなく簡単に持ち帰ることが可能です。
布ナプキンにすることによるメリットは?
- ムレやかゆみが和らぐ
紙ナプキンはモレ防止として使われているビニールが原因で、通気性が悪くムレが起こっていましたが、布ナプキンは下着と同じで肌に優しい素材を使っているのでムレません。
ムレないということは、デリケートゾーンのかゆみの軽減にもつながります。
- 生理独特の臭いがしない
多くの女性が生理中に独特の臭いを感じ取っていますが、経血自体は無臭です。
臭いの原因は2つあり、紙ナプキン使用によるムレで雑菌が発生している場合、紙ナプキンに含まれている化学物質である石油原料と吸収剤が経血と混ざることによって発生します。
布ナプキンならこうした原因は取り除かれるので、臭いを気にしないですみます。
- デザインが豊富
布ナプキンはカラーやデザインが豊富で、ボトムスが薄い場合には無地の布を選ぶちょっとした心配りさえあれば、下着感覚でおしゃれを楽しむことができます。
- ゴミが減らせる
布ナプキンは繰り返し使うので、紙ナプキンのように毎回ゴミが出ません。
トイレにある汚物入れに使用済みナプキンが溜まることによって、悪臭が発生することも防ぐことができます。
- トイレで音を気にしないですむ
女性はトイレの音に敏感で、排泄音がすることを嫌う傾向にあるので紙ナプキンは使う時にテープをはがす音がしますが布ナプキンなら音は一切しません。
ボタンと留めるだけなので気にせず使うことができます。
まとめ
面倒くさそうだと思われている布ナプキンの正しい知識を持つと、意外と手間がかかることは少なく、かえって生理痛が軽くなったり、ムレなくなり臭いもしないメリットがたくさんあることがわかりました。
これを機に布ナプキンに挑戦してみましょう。