子どもの叱り方は、例えママであってもとても難しい問題です。
ダメなものはダメと叱っても、子どもがちゃんと聞いてくれなかったり、泣いてしまってママが慌ててしまうことがあります。
そんな、正しい叱り方について悩むママたちのために、シンプルで簡単な叱り方をご紹介します。
大変だけどしっかり?るべき理由は?
可愛い我が子をなるべく叱りたくないのがママの本音だと思います。
しかし、子どもは全く世の中のルールなど一切知らない状態で生まれてくるので、生きていく上で守るべきルールはママがしっかり叱ってでも教えなければなりません。
同じぐらいの子どもでも、しっかり挨拶ができていい子もいれば、そうでない子もいるのは、まさにママの叱り方次第ということになります。
自分の子どもがしっかりとルールを守るいい子に育つためには、心を鬼にしてでも時には叱ることは必要です。
抑えておこう!子どもを叱る時のコツ!
- いけないことはすぐにストップさせる
子どもがまだ幼く、言葉をしっかり理解できない年齢でもできるのがこの方法です。
例えば、物を投げている時はすぐに手を掴んででも「投げる」ことを止めさせましょう。
口で「投げないで」と言われるよりも、子どもの心にしっかりと止められたことが刻まれるはずです。
言葉で説明しても子どもは大人のようにイメージすることは難しいので、この方法で一旦ダメな行動を強制的に止めさせることが効果的です。
この時無言で止めるのではなく、手を掴んで「投げちゃダメだよ」と短い言葉を加えるようにしましょう。
- すぐにいけない理由を話す
ある程度、ママの言っていることが理解できる年齢の子にはこの方法も有効です。
お店の中で「○○が欲しい」と泣いて騒いだりした場合には、子どもの感情に揺さぶられないように注意しましょう。
例えば「ダメでしょ」「何しているの」と感情任せの言葉は子どものわがままに拍車をかけるだけなので避けた方がいいです。
このケースの場合は「今日は○○は買わないよ、ママと一緒に帰ろうね」としっかり子どもと視線を合わせて簡単な言葉で説明してあげましょう。
子どもはママが冷静に「買わない」と言っていることに気が付くと「○○は買ってもらえない」という事実を知って大人しくなります。
- 教えるように叱る
例えば、公園でブランコに乗るのに並んでいる列に並ばず、割り込んでしまったというケースで使える叱り方です。
いわゆる社会的ルールである「順番を守って列に並ぶこと」を子どもはまだ知りません。
そこで頭ごなしに叱るのではなく、知らないので「ほら、お友達はみんな並んでいるでしょう、○○ちゃんも順番に並んでブランコに乗ろうね」と教えてあげましょう。
すると子どもはそこで、やっと社会的ルールを理解して実行することができるようになります。
1度こうした経験をすると、子どもは次からもすんなりとルールを知ることに積極的になってくれます。
- 叱るラインはしっかり決めておく
先ほどの例で挙げたように「物を投げる」ということを止めさせる場合、ある時はしっかり手を掴んで止めるのにもかかわらず、違う日には叱らずそのままにするということが叱るラインがはっきりしていないと言います。
毎回同じことで叱られると子どもも学習することができますが、その時々で叱られたり、そうでなかったりすると子どもはうまく理解することができなくなってしまいます。
特にママの中には自分のその時の感情任せに叱ってしまうことがあるので、ママがしっかり叱るラインを決めておくことで、子どものしつけにもつながっていきます。
- 最後は褒めることでフォローする
子どもは大好きなママから叱られると「ダメなんだ」と思いとても落ち込んでしまうケースがあり、それが自分の自信のなさへつながってしまいます。
子どもを叱った時は、きちんと褒めることでフォローすること忘れないようにしましょう。
子どもはママに愛されることが幸せだと感じるので、「○○ちゃんえらいね」「ママ嬉しいな」「○○ちゃんいい子だね」と子どもが心から喜ぶ言葉をチョイスしてフォローすることがポイントとなります。
もし、叱っても効果がない時はどうする?
まず子どもの欲求に代われるものを用意することです。
例えば、おもちゃが欲しいと駄々をこねたら「おうちで○○ちゃんのおもちゃが待っているよ」「これは買わないけど、ママが○○を作ってあげるね」と子どもの心に響くような言葉をかけてあげましょう。
するとたちまち素直になってくれるはずです。
他には、「○○ちゃんの好きなテレビがはじまるよ」「ママお料理するから帰りたいな」と子どもの気を反らすことを言うことで、おもちゃへの執着心を違う方向へ向かせます。
まとめ
よく「子育てに正解はない」と言いますが、それだけママたちは子どもに対してあれこれ悩んでいる証拠だと言えます。
感情的になって子どもを叱るよりもご紹介した通りシンプルな要点を抑えて叱ることをおすすめします。