生まれてくる赤ちゃんの名付けや、自分の名前は吉なのか、それとも凶なのか、気になる人は多いでしょう。最近は子供の名付けに難読なものも多く、せっかく親御さんが名付けたのに読み間違えられることがしばしば、という子供もいるでしょう。
姓名判断で名前を考える人もいるかと思います。ここでは姓名判断について詳しく調べてみます。
名前を呼ぶという事は親密さの現れ
子供が幼稚園などに通った際、読むのが難しい名前だと、自分の事を呼んでいるのかわからずに、そっぽを向いてしまう事があります。実は心理学的にも、名前を呼ぶ事は効果があるとされています。
人は名前を呼んでくれる人の事を意識するようになっています。意識をすると親密になって行きますね。ふとした時に呼ばれると「覚えてくれてたんだ」と嬉しくなります。ざわざわしているところでも、自分の名前を呼ばれると聴きわける事ができます。
名前は赤ちゃんの時から呼ばれていたので、最も心地よい言葉なのですね。名前を呼ばれる事で、オキシトシンというホルモンが分泌されるという研究結果もあります。愛情を感じた時に分泌されるホルモンですね。
夫婦では、長く一緒にいると「おい」「お前」「あなた」「ねえ」など名前を呼ばなくなる傾向にあります。「おい、母さん」なんて呼んでるご主人に、奥様はきっと「私はあなたの母親じゃない!」と思っていますよ。
照れかくしもあるのでしょうが、結婚記念日や誕生日などは思い切って名前で呼んで、愛情ホルモンで円満にしてみてはいかがでしょう。
誰にでも読める名前をつける意味
会社などでも「すみませーん」「先輩」「ちょっといいですか」など名前を呼ばない事が多いですよね。上司も「おい、キミ」などと言いがちになりますよね。上手に上司や同僚と仲良くなるには名前で呼ぶようにしましょう。
上司の立場でしたら、部下を「○○くん」と呼ぶようにすると好かれる上司になりますよ。
挨拶でも単に「お疲れ様です」と言うのではなく「○○さん、お疲れ様です」とたくさん名前を言うようにしましょう。
ニックネームでもOKです。人は自分の名前を呼んでくれる人に好感を持つものです。姓名判断で名前を決めるのも大切ですが、読めないような漢字の組み合わせだと、名前を呼ばれる機会が少なくなって、愛情不足になりがちだ、という事がおわかりいただけたでしょうか。
子供の将来を考えた名付けをしよう
せっかく生まれた子供に、良い名前をつけたいというのは、親として誰もが考える事でしょう。姓名判断に関する本もたくさんありますし、インターネットで姓名判断ができるサイトもあります。
漢字の画数や吉か凶かにこだわる前に、漢字の持つ意味を考えて、読みやすい名前をつけてあげる事が大切です。奇抜すぎる名前の子供がいる場合、真っ先に親に目が行きます。親がきちんとしてないのかな?と思われてしまいます。
子供の名前をつけたのは親だからです。また、受験や就職に不利になり得ます。賢い人は起こる確率の高い災難はあらかじめ避けるからです。また、企業のイメージが悪くなるような漢字の名前を名刺にして、良い取引ができるか、という事です。
企業のトップは賢い人が多く、漢字の意味も知っている人も多いからです。それに、覚えにくい名前の人を優先的に採用するでしょうか。
子供の名付けに関して知っておきたい漢字の意味
良い漢字としては佑・紀・実・佳・拓・恵・修などがあります。逆に良くない漢字として生命の終わりに関する「亜」は貴族のお墓を意味し、もともとは「悪」から来ているそうです。
「久」は木が死体を支えているさまを表し、柩(ひつぎ)や疚(やむ=やまい)などにも使われていますので、病気や障害を意味しています。他にも眞・了・七なども、終わりに関する漢字です。皇室・王族・貴族に関する漢字はわがままな子供になりやすいといいます。
妃・皇・貴・王・后・帝・陛・宮などですね。さんずいの漢字は水を表しますが、良いものと悪いものがあります。「汰」は濁った水、「淀」は流れの停滞した汚れた水、「滞」は停滞や渋滞など流れない様子で訓読みは「とどこおる」です。
「波」も紆余曲折を表し、良くないそうです。空間を表す漢字をつけると、実態としての自分がふわふわしてしまい、ボーっとしたやる気のない子供になるそうです。宇・明・広・空 ・宙・虚・窪・天、などですね。
武器や戦闘に関する刀・刃・剣・竿・争・競・軍・投・銃・武 ・兵・射・闘・戦、などの漢字を使うと凶暴で手のかかる子供になることが多くみられています。他に不運を招く漢字としては、「憲」=上に「害」があり、処刑などを意味するもの。
「希」=希薄というように極めて少ないさま。「臣」=召使や家来として昔から使われてきた漢字、などがあります。
まとめ
姓名判断で画数や読み方ばかり気にして、漢字本来の意味を知らないまま子供に名付けてしまうと、学がない親なのかなと思われてしまいます。また、後継などの使命を持った子供の名付けは、ことさら慎重になるべきです。
呼びやすく、親しみやすい名前で、たくさんの人に呼ばれる名前をつけてあげましょう。